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Angel Beats! episode.09

「In Your Memory」
音無の記憶が完全によみがえり、物語は新たな展開を迎えました
それとともに異世界の謎もほぼ一掃されましたが、なんというか、えらくストレートで、いろいろ考えた自分がアホのようです

青春時代に理不尽な経験をした者たちがその魂を癒すために集められた世界
そのものズバリで、いままでゆりが主張していたことを別の言葉で言い換えたようなものです
つまりどんな悲惨な人生であっても、人生そのものに意味があり、価値があり、ただ不幸にして生前そのことに思い至らなかった若者に、人生に未練を持たず昇天するために神の慈悲が施されている訳です
天使ちゃんマジ天使だったわけですね
不器用で無垢な天使ちゃんがラブリーすぎて、こちらが昇天しそうです(*´д`*)アハァ

ゆりは結局もっとも昇天しにくい人間ということで別の意味でラスボスでしたね
あと先週あれだけハラハラさせた天使ちゃんの危機が、なんつーか単なる「引き」だったのがどうもね
あんまりこのお話に物語構成の妙味を求めてはいけないようです

ところで本来なら音無はこの世界に来るはずのない人間だっただろう
限られた時間で自分の生の充実を噛み締めて生き抜いたはずだから
そういうイレギュラーな存在がこの世界に差し向けられたこともまた、神の采配なんだろうけど

そもそも絶対者としての神が采配を振るえるなら、わざわざこんな世界を用意しなくても、すべての人間を一発で迷いなく成仏されられるはずだけど、それを言ったらおしまいか
それにまた直井の催眠術で強制成仏されられても結果オーライな気もする

最終的に原作者が示そうとする「生」の意義を語るには「死」をどのように捉えているかの問題だろう
人間の死後に意識や魂は残るのか?
もし何も残らないのだったら、理不尽な人生の記憶も含めてすべてが霧散するわけで、それは同時に「生」に対するニヒリズムでもある
ニヒリズムといっても、生きる行為を否定するのではなく、それは「素晴らしい人生」「惨めな人生」といった価値感を破壊するものだ
生きてさえすれば、いつどのように死んでもオッケーという仏教的な死生観
では反対に人間の死後に意識や魂が残るのだったら、死後の世界から「生」が肯定されて、人生に意義が与えられる
神による断罪と魂の不滅を訴えるキリスト教的世界観
「死んでいるのに成仏できない」というこの世界を原作者が設定したのは、上に挙げたような旧来の死生観と、どのような違いを描いてくれるのか、ちょっと興味ある









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